2015年1月1日木曜日

元旦から道路脇に横たわる狸

本当はモノクロの写真が好き。

ブレたりボケた写真が好き。

偶然を含んだ奇跡的な一枚。

そんな写真を良い写真と言いたいし、そんな風に残ったライブ写真が大好きです。

でも


僕の撮る写真は違う。

カラーだし

バチバチにピントを合わせて

構図もしっかり決めてトリミングもしない

自分の写真に求める偶然性はできる限り排除して

職人のように撮る。

シャッターを切る瞬間さえ

予測して

偶然の瞬間を残した事を鼻にかけたりもしたくない。



ライブカメラマンという肩書きがあると知り

そうなろうと決めた3年前。

それから色んなカメラマンに出会った。アマもプロもどちらも沢山。

ライブカメラマンは

偶然性に頼った写真を撮って評価される。

そんな風に思われたくない。

舐められたくないのです。


自分でライティングできるわけでもなく

撮影ポジションも限られ

移り変わる光と瞬間の中

最高の一枚を撮る。



偶然撮れたようなブレやボケの力を借りて

モノクロの異世界で誤魔化して

良い写真だなんて言わせたくないのです。


だからバチバチにピントを合わせ

カラフルに

まさに一瞬を切る様に残す。


そうして

“狙って撮ってる感”を出したい。

いや狙って撮っているんです。

ライブカメラマンもちゃんと技術をもったカメラマンだと

知らしめたい。



今までそんな気持ちでやってきました。

2015年。

僕の7年目が始まります。


これからも僕の意地を見ていてやってください。
宜しくお願いします。



青木カズロー
2015年元日

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