不謹慎かもしれないが
死んで
みんなが悲しんでくれるってすごく羨ましいな。
生きている時って
自分がどうやって生きているか
考えているつもりで考えきれていないもので
計画的に生きようったってそうはいかないのが人生で
人にどう思われているかが気になってしまうような人にとって
今の生き方が正解かどうか
生きているうちには判断がつかない。
(元々生き方に正解なんてないのだろうけど)
それでも生きている。ってのは自分でコントロールできるものではなくて
悩んでいたって生きていってしまう。
人に優しくしなきゃなとか。
仲間や友達を大切にしたいとか。
自分以外の誰かを愛して生きていきたいって思うけど
同じようにみんなから愛されているかなんてわからない。
この間
あるバンドのドラマーが亡くなった。
僕はちょうど1年くらい前に2度その人を撮影し
少しだけ会話をした事がある。
すごく物腰の柔らかい人だなって印象。
その人について僕が書ける事はそれくらいだけど
僕の周りには本当に愛されていた人なんだなぁと思う。
闘病中から県外のバンドマンがお見舞いにきたり
亡くなってからも日本中から哀しみの声が聞こえてくる。
生きている間はわからない自分自身の生き方ってのも
こうして亡くなったらわかるんだなぁと思った。
みんなが顔を見にきて、泣いてくれる。
それだけで彼がどんな人だったのかわかる。
今
自分がどんな風に生きていて
どんな風に見えているかなんてわからないけど
自分に正直に
人を愛せる自分でいたい。
いつしか僕の命が終わった時
泣いてくれる人がたくさんいたらいいな。
その時僕の人生、答え合わせができる気がする。
前を向いていくしかないね。
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