人に何かを求めてしまう。
なぜだろう。
そうしないと決めていても
気づくと僕は誰かに何かを求めている
たしかに
欲しいものがある
得たい気持ちがある
でもそれが得られなかった時の
悔しさとも哀しさとも違う感情を
何度だって味わってきたから
もう何も求めず
ただただ
自分を信じ、やるべき事をやるだけだと
そう思っているのに。
そこに居たのに
そこに居なかった
僕が握る道具は
時間を残す物
技術や感性なんかよりも
そこに居る事の重要性を
僕は知っているつもりだ。
それでも
たとえそこに居たとしても
居なかったように時間は進んでいって
僕も僕の残した時間も
そこに居た意味も何もかもが
無くなった
自分を信じ、やるべき事をやるだけだと
そう思っただけなのに
僕は何かを期待していた。
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